2014年12月15日月曜日

「鉄道博物館に行ってきました」

地域居住サポートセンター 秋元保孝

秋晴れの大変気持ちのいい天気に恵まれた9/13(土)、金城埠頭にある鉄道博物館に行ってきました。メンバーは江端ホームの2名、横根ホームの2名の4名とスタッフ1名。この4人のメンバーは前回のセントレアウォーキングにも参加していただきました。和気あいあいと外出できるメンバー構成であるので、今後「EYクラブ」と命名して、このメンバーで活動していきたいと思います。

 さて、「鉄道博物館」は昭和初期の電車からリニアモーターまで電車の歴史がすべてわかるような展示物があったり、東京、名古屋、大阪の街のジオラマがあったりと4人のメンバーの目を楽しませていました。また当時の状態で内装された古い電車から新幹線まですべて見て歩いたので、少し疲れた様子でした。実は「歩く」ということが、この「EYクラブ」の大きな目標の一つでもあります。メンバー4人の内、3名が体重が気になる方々なので、楽しみながら歩いて「体脂肪を燃焼させよう」というのがねらいです。

 マラソン大会や単なるウォーキングだと参加できない面々なのですが、ちょっとしたイベント企画には積極的に参加できるようです。今回は鉄道博物館でしたが、次回はどこに行こうかとみんなで相談することもお出かけを促す要因になっているようです。

 これからもこのメンバーで「楽しむことと健康」をテーマに活動していきたいと思います。街で見かけたら声をかけてください。


2014年10月22日水曜日

アセスメントと個別支援計画

 居住サポートセンターでは今年度から、誕生日が4月から9月までの方を前期、10月から3月までの方を後期に分けて、個別支援計画の作成方法を見直していくことにしました。合わせて、支援計画を常勤職員全員で確認する“個別支援会議”を月4回設け、前期の方は2月・3月、後期の方は8月・9月の2カ月間で、確認作業を集中して行うようにしました。プロフィール表、アセスメントも一新し、一から作成・確認のし直しです。

 年間計画を立て、工程管理をしながら行っていますが、すべてを刷新するので、今年度は相当な労力をかけることになりました。すでに前期は終え、現在後期の方のアセスメント・支援計画作成時期に入っていますが、サービス管理責任者3名はより良い計画を作成すべく、作業を間に合わせるのに必死です。

 そんな中、各人のアセスメントと個別支援計画の確認作業を通して感じるのは、アセスメントや個別支援計画の記述は、書いた人の考え方がそのまま映し出されるということです。

 普段、どういう視点でご利用者を見ているかで、アセスメントの表現方法や記載する内容が全然違ってきます。たとえば、“部屋が散らかっている”という状態を見て、「片づけができない」「不衛生である」というのと、「自分なりに片付けようという意識はあるようだが、片付け方がわからない様子」というのでは、見方に大きな違いがあると思います。ご本人はどう思っているのか?どうしてそのような状態になってしまうのか?をさらに掘り下げた視点で、ご利用者が“どこで困っているか”を考えようとすることが、アセスメントにしても、支援計画作成にしても大切だと思います。表面に現れない、言葉にできない困っていることは何か。ここから導き出される困りごとを、困らないように支援するのが、支援者の役割だと思います。

 表現方法一つですが、ここが統一できていないと、事業所全体の方針もぶれてくるのではないでしょうか。クレドにも、“私は、相手を「よくみます」”とあります。もう一度原点に立ち返り、「よくみる」とはどういうことか、障害のある方の支援の専門者として、何を見て、どう表現し、具体化するのかを考え、意見し合う必要があると感じています。

サービス管理責任者 奥田将之

2014年7月29日火曜日

《今年2月の実践発表会で発表した『生け花教室』の続報です・・・❀》

 グループホームで地域生活を実践している皆さんは、一般就労されている方や施設で日中活動をされている方など、様々です。

 多くの方が週末は休日で、それぞれ買い物へ行ったり、ヘルパーさんと一緒に電車で遠出をしたりと、思い思いに過ごしていらっしゃいます。

 中には踊りなどの習い事をしていらっしゃる方もみえます。

 休日に仲間で集まって、にぎやかに交流を兼ねて文化的活動を楽しみたいという方も多く、愛光園地域居住サポートセンターでは、生け花教室を1ヶ月に1度開催しています。

 地域の先生にご指南いただき、自由な雰囲気の中でお花を活けて、おやつを食べながら雑談をしつつ、20人程のメンバーでひとときを楽しんでいます。

 最近は参加希望者が増え、今まで使っていた公民館が手狭になってきたため、新たに広い部屋のある地域の会館を借りる事になりました。

 バリアフリーで段差も少なく、車いすの方の行き来がずいぶんと楽になったことと、部屋の広さに余裕ができたことで、皆さんのびのびと活動できるようになりました。

 今後も地域の社会資源を活用させていただききながら、ホームの皆さんと地域の方たちとのつながりの場にしていけたらと思います。

 念願かなって今回初めて教室に参加した利用者さん、少々緊張した面持ちでの参加でしたが、他の参加者さんに優しい言葉をかけられ次第に表情も緩み、「また来たいです」と仰っていました。

 今後も皆さんの余暇が充実するものとなるよう、様々な企画を考えていきたいと思います。


2014年6月4日水曜日

願い

○○ホームの○○さんは、月2回、実家に帰省されます。

 帰省すると、○○さんを支援する中心はお父さん。
 朝、決まった喫茶店に行ってコーヒーを飲み、午後、一緒に近くのスーパーに買い物に行くことが日課だそうです。
 夜はお父さんの布団で一緒に寝るのが、子どものころからの習慣で、未だにベッドにもぐりこんでくるとのこと。
 年1回のアセスメント(聞き取り)の際、「もうね、しょうがないんですよ」と笑いながら、そんなお話を繰り返し聞かせていただきました。


入所施設から今のグループホームに移られる決断をされたときの話もありました。

 「あの時はね、大丈夫か、どうなることか、と本当に不安だったですよ。でもねえ、今はあの時ホームに移ることにして、本当によかったと思っているんです。 本人も楽しそうにしているし、皆さんに良くしていただいているし。今はね、安心しています。もう皆さんにお任せしています。よろしくお願いします。」


時には私の足りない部分をきちんと指摘してくださいました。

 帰省から帰ってきたとき、○○さんの自室にほこりが少したまっているのを見ると、「申し訳ないんですが、掃除とシーツの取り換えだけ、お願いします。これ(○○さん)はなかなか自分ではできないのでね。よろしくお願いします。」
 私は反省と恐縮しきりでした。そして、こちらの不備にも関わらず、そんな話をする時も、とても丁寧にお話をされるお父さんでした。

 その後体調を崩され、車の運転がおぼつかなくなっても、月2回の帰省を楽しみにされている○○さんのために、遠方から迎えに来てくださっていました。○○さんが実家に帰ってくることをよりどころに、頑張られている姿がありました。

先日、そのお父さんが亡くなられました。

 葬儀で拝見した最後のお姿から、「皆さんにお任せしています。よろしくお願いします」という声が聞こえてくるようでした。
 子を思う、親御さんの気持ちに寄り添い、応えることがどれだけできてきたのかと自問しました。
 「大丈夫です。任せてください」と、胸を張って言えるようにできただろうか、できるだろうか。後悔とも懺悔ともつかぬ思いが巡りました。

 私たちは、言葉をもたない利用者さんの支援をする機会を多く持ちます。
 ○○さんも、言葉で自分の思いを語ることができません。その方の思いや願いは、親御さんや周りの人、近くにいる支援者が、過去の出来事や、ご本人の日々のご様子からくみ取って考えることが多いと思います。

 ○○さんが生まれてからずっと、苦楽を共にされてきたお父さんがいなくなるということ。
 それは、支援者として、○○さんのことをより深く理解し、時には、「違う、そうではない」と叱咤され気づかされる大切な機会を失ってしまったということです。このことを肝に銘じて、お父さんからいただいた言葉や思い、願いを、支援者みんなで共有して胸に刻み、また次に関わっていく者に引き継いでいかなければならない、と感じます。

 「ひとつ、なんとかやって欲しいと思うことがありましてね。以前、○○が温泉に旅行に連れて行ってもらったんですが、その時の写真を繰り返し見ているんですよ。よほど楽しかったんでしょうね。また連れて行ってもらえたらなあと思うんです。」
…以前、お父さんに言われて、まだ実現できていないことがあります。

 お父さんの願い、○○さんの願い。どう受け取り、どう形となるよう取り組むのか。
 考え、行動していかなければと思います。

(居住サポートセンター 奥田)

2014年5月26日月曜日

地域居住サポートセンター GW企画 (バーベキュー)


 初夏の風が気持ちの良い5月4日、毎年恒例であるセンター企画のバーベキューを華々しく、知多市の梅の館で行いました。晴天に恵まれ、利用者さんたちも皆、上機嫌でお肉に箸をのばしていました。今回は、なかなかセンター企画にでられないメンバーの参加や、年々ゴールデンウィークをホームで過ごす人が多くなっている現状もあり、利用者さん27名、スタッフ7名という、過去最大の大所帯となりました。

 久々に会った仲間とおしゃべりに花を咲かせた人もいれば、満腹になってこっそり場を抜け出し、駐車場脇で道路を走る車をウォッチングしていた人もいて、一時、スタッフをあわてさせた場面もありましたが、幸い、皆様、無事に1日外出を楽しまれ帰路につきました。後日の反省としては支援者が少なかったため、ヒヤリとした場面があったので、もう少し、目の届く人数構成や役割分担が必要であったのではないか?という事や少人数での外出に切り替えるべきではないか?という意見が出されました。反省を踏まえながら、楽しむ人がいるかぎり、センター企画は継続していきたいと思います。なお、これからさらに参加者が増えていくことが予想されます。今後はボランテァさんや学生サポーターさんたちの参加も積極的に募って行きたいと思います。

 
焼きそばとお好み焼きの差し入れが、これまたおいしかったな~
 

ひさ 久々に参加して楽しかったよ!!




 

 愛光園地域居住サポートセンター  秋元保孝

2014年5月14日水曜日

みやづホーム

さてさて

今日は、阿久比町にある『みやづホーム』在住の
竹内さんが先日イチゴ狩りにいってきたそうで、
お土産でイチゴいただきました~




どうやって食べましょうか~?って聞くとジャムがいいとの事。



せっかくなので、作ってみましょう!という事で、ジャム作り開始~。

 お鍋に、お砂糖とレモン汁を入れて30分ほどほっときます、するとイチゴから果汁が出てきます。果汁を確認したら、鍋に火をつけて煮詰めます。









竹内さんコメント
(イチゴが小さくなっていくが!)














 自分で採ったイチゴですもの!自分でやりたいですよね~。
煮詰める事30分
 
 甘い香りがしてきました。途中他の住人さんが台所に集まり、味見をすると「美味しい~!」との事でした。味見でジャムがなくなってしまうといけないので。完成!
木べらで、かき混ぜた時になべ底が見えると完成の目安になります。

出来たジャムを瓶に詰めて・・・。






『みやづホーム』の手作りイチゴジャム完成!!


明日のパンに塗ってたべま~す。



竹内さんコメント
(鍋をかき混ぜるの楽しかったぞ!)

翌朝、ジャムは半分に減りました。

2014年4月18日金曜日

グループホームの夕食

今日はグループホームの夕食を紹介致します。

夕食は男性職員田中が作りました!
いままで、作っては写真を撮っていたので良い機会だと思いUPさせてもらいます。

今後、定期的にアップ出来たらいいかな?と思います。
是非夕食の参考にでも(笑)













 毎日、献立を考えながら悪戦苦闘です(汗)。

 しかし、仲間のみなさんが美味しいと言ってくれるので、作ってよかったと思えます。

 また、グループホーム夕食メニューご紹介したいと思います。


愛光園地域居住サポートセンター 田中 孝典